Akiのロードバイク練習日記

2017年9月ロードバイク始めました。理系会社員のコツコツなトレーニング日記。

ペダリングモニターを1週間使ってみた感想②

前回に引き続き、ペダリングモニター(SGY-PM910Z)のインプレです。
今回は困ったところをお話ししたいと思います。
aki647.hatenablog.com
前回記事はこちらです。

困った点

自動温度補正でもズレる

ペダリングモニターを導入した最大の理由の一つが"温度学習機能"です。
直近のゼロ点校正結果とその時の温度を記録し、温度変化が生じた際に自動で測定値を補正してくれます。
サイコン(SGX-CA500)のユーザーズマニュアルから引用します。

温度(気温)学習機能について
本機は温度(気温)学習機能によって、温度の変化に応じて自動的にゼロ点を補正します。この機能は走行中の温度変化に対して精度を保つ機能です。
本機能を利用するためには、異なる温度でゼロ点校正を2回以上実施する必要があり、最新の6回分を用いて補正します。
前回記憶したゼロ点校正から4℃以上温度変化があった場合、ゼロ点校正の結果を記憶します。
SGX-CA500 : ユーザーズガイド : パイオニア株式会社

出勤前のローラー台トレーニングでは、ロードバイクを屋内(25℃)から屋外(-5℃~10℃)に運び出してローラー台にセットしすぐに踏み始めます。
毎回クランクが外気温に馴染むまで待ってからゼロ点校正をするのは面倒で、以前のパワーメーターではそれほど頻繁に校正を行っていませんでした。
"温度学習機能"がこの心配から解放してくれることを期待していました。

が、結論を言えば、今のところ"温度学習機能"の有効性に少し疑問を持っています。

この一週間、幅広い温度範囲(室温25℃~外気温0℃)で何度もゼロ点校正を行いましたが、補正後でも±5N程度のズレが良く見られます。
今朝のトレーニングでいくつかピークパフォーマンスを更新したのですが、トレーニング後にクランクをフリーにした状態での接戦方向の荷重を見ると左-3N、右+6N。
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これをパワーに換算すると、

  • クランク周:0.1675m × 2 × 3.14 ≒ 1m
  • ペダル速度:1m × 90rpm ÷ 60s ≒ 1.5m/s
  • 左パワー誤差:-3N × 1.5m/s = -4.5W
  • 右パワー誤差:+6N × 1.5m/s = +9W

左パワーは実際よりも5W程低く、右パワーは実際よりも10W程高く表示されていたことになります。
都合、今回はゼロ点がズレていたことで5W程甘く計測していたと考えられます。

補正後でも ±5N のズレはよく見ます。左右ペダルを合わせると ±20W 程度のズレが生じてしまうということです。
この結果を見ると、「FTP を 10W 更新!」といった話も本当に成長したのかセンサーの調子が良かった(悪かった)のか全く判断できないということになります。
パワーメーターはあくまでトレーニング強度の指標・モチベーションアップに用いるもので、細かい数値を比べ合うのはやはり意味が無さそうです。
パワーメーターを使ってトレーニングの質を高め、実際にレースに出たり、タイムトライアルをして実力を試すというのが大切だと思いました。
自分は交通の便や天候の問題で、どうしてもローラー台偏重になってしまうのですが。
「いつか実走でトレーニングの成果を確認できる」という風にポジティブにとらえようと思います。

今回"温度学習機能"で完全にゼロ点を校正できていなかったのは残念でした。
では何故この問題に気付いたかと言えば、サイコンで常に測定荷重を確認できるからです。これはありがたい点です。
しかも、Cyclo-Sphere では測定データを後から修正する機能があり、例えば今回のゼロ点のズレをワーク結果に反映することができます。
(神経質な人間に大してどこまで優しいパワーメーターなんだと感心します!)

"温度学習機能"が上手くいかない理由として、まだ学習が十分ではない、センサーが馴染んでいない、温度変化が大きすぎる(冬季の屋内外)などの原因も考えられます。
そのうちに精度よく運用できるようになるかもしれませんので、引き続き様子を見ていきたいと思います。

マウント方法が限られる

取り付け方は一択でステムの前にしか取り付けられません。
色々とハンドルにマウントしている人は困ることになります。

タブレットに半分隠れていますが何とか納ましました。
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サイコンの右下に受け口がありそこにレールをスライドさせて固定する方式です。
ガーミンと違い固定箇所が真ん中に無いため、少し取り回しにくくなっている印象です。
サードパーティ製のマウント器具も REC-MOUNT を除いて見つかりませんでした。

タッチパネルが使いづらい

スクロールがしにくく、誤操作の原因になります。
ガーミン520のようにすべてボタン操作でも良いのではないかと思います。
特に設定を変更する時が大変で、何回か意図しない言語に変更してしまいました。
全く文字が分からなくなり、元に戻すことも難しかったです。
トレーニング画面をタッチして表示内容や単位を変更できるのは、ガーミン520より直感的で使いやすそうです。

今回のまとめ

どこまで行っても"真"の数値は不明

一番大きいポイントとして"温度学習機能"を使っても ±20W くらいは平気でズレるということが分かりました。
逆に言えば「ゼロ点のズレを簡単にウォッチできる」、「後からデータに補正を加えることもできる」と細かいことを考える人のための機能が充実しているとも言えます。

他にも細かい点が少し気になりましたが、大きい不満はありません。
安定性と実績は十分、細かい点にも行きわたっています。
非常に高価なだけあり、完成度が高い製品だと思いました。

今回はゼロ点校正のズレを取り上げましたが、実際は他にも無数に誤差要因があります。
パワーメーターはトレーニング効果とモチベーションを上げるものとして、最大限活用できるように付き合っていきたいと思います。
いつか成果を出せる場で力試しをしてみたいですね。

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