Akiのロードバイク練習日記

2017年9月ロードバイク始めました。2018年6月、人生初落車で右前腕の神経と筋肉を断裂。しばらくリハビリ日記。

落車手術後退院、自転車本感想Faster-The Obsession, Science And Luck Behind The World's Fastest Cyclists

本日、無事退院しました。

利き手が使えないので、入院中はずっとKindleを読んでました。
その中の1冊として、西薗良太さんのブログで紹介されていたFaster-The Obsession, Science And Luck Behind The World's Fastest Cyclistsを読み終わりました。
このような機会でなければ絶対に読み通せなかったと断言できます。笑

著者はイギリスのトラック競技の元ナショナルチャンピオン。
ボート競技から転身して直ぐに自転車の世界でトップレベルになった経歴を持っています。
本の中では、ロンドン五輪のイギリスナショナルチームやチームSKYの取り組みを踏まえて、トレーニング、栄養、機材、遺伝について紹介されています。

2012年のロンドン五輪時には私自身は大学でボート漕いでおり、イギリスがロンドンに向けて国を挙げてアスリートを強化したこと、特に勝負のアヤが少ない競技(ボート等)に注力したことを聞いていました。
自転車競技も最重要な強化対象だったのだと思います。
そして、自転車ではそれまでは伝統的なトレーニング方法が用いられていたようですが、より科学的・合理的な方法への転換があったようです。
ふと思ったことは、欧米というと合理主義的なイメージがありますが、保守的なスポーツに科学の光が当たりだしたのは10年20年前くらいなのかなと。
最近は日本でもようやくそのような流れが大きくなってきているように感じます。

科学的な内容が満載の本書ですが、印象に残った点、

  • 著者をはじめ、ボートと自転車の両方の経験がある選手・コーチが多い。

個人的にボート経験者として興味深かったところです。
かなりの能力が流用可能なのは間違いありません。日本よりも複数のスポーツに取り組みやすい環境、「元選手」ではなく色々なスポーツを扱えるプロコーチの存在も大きいのでしょうか。
ところで、ボートは体格が小さいと不利(船が沈むことによる抵抗増が体重増に比例しないため、パワーの絶対値が重要になりやすい)です。
そこで、例えばボート競技で軽量にもかかわらず全日本レベルの成績を残している選手を自転車競技リクルートできれば、非常に強力な自転車選手になるのではないかと思います。
これは、今年の全日本選手権で8位に入った井上亮さんですね。

  • 著者の経験上、フルタイム選手になるとオーバートレーニングで弱くなることが多い。
  • ただし、著者自身は、フルタイム選手になって走り込みを増やすと強くなり、その後学問の世界に戻って練習時間が減ると「さらに強くなった」。

面白いです。トップレベルまで上がってきた自転車選手は、基本的にやりすぎてしまう人たちなのでしょう。
マチュアとしては、与えられた時間が多かったり少なかったりしますが、その中で目的を定めてトレーニングすることが大切だと思いました。
また、著者はコーチングを受けることの大切さを強調していました。

  • モチベーションは勝つことより速くなること。

本書はタイトルがFaster、サブタイトルの初めがObsession(強迫観念)ときます。
著者を含めて著者の周りの多くのライダーは「より速くなること」自体に最大のモチベーションを求めます。
レベルは全く違いますが、自分自身もとても共感できる部分です。
テクニック、トレーニング、戦術、メンタル、機材、どれでも良いのですが、自分の考えがハマり、良いパフォーマンスに結びつく感覚が何よりも好きです。
勝負は結果で、相手が弱ければ勝てるし、強ければ負けます。
マチュアは勝負を重視しすぎるといつか楽しくなくなってしまい、ロードバイクを息の長い趣味として続けられなくなってしまうと思います。

退院

手術後の経過は問題なく無事退院できました。

橈骨神経が切断された親指と人差し指の裏側は、手術前と全く変わらずビリビリと痺れたままです。
医師の話では1ヶ月単位で少しずつ神経が伸びるとのこと。
完全に断裂した神経がどの程度回復するのかは分かりませんが、回復の兆しがあればブログで報告しようと思います。

明後日通院にて抜糸します。
今後は2週間ギプス生活、縫合した神経と筋肉がつながるまで右腕は使えません。
固定ローラー台はいつから再開していいものか。

アマゾンで2種類のアームカバー買いました。
落車で破れた夏用アームカバーとシャワー時のギプス保護用のビニールになります。(笑)

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パールイズミの去年モデルのアームカバーを使っていたのですが、値上がりしていたので今回は安いフットマックスのカバーを買いました。
パールイズミの今年のモデルは上腕部がラッセルテープではなくなっており、締め付けがキツくなってしまいました。
フットマックスのアームカバーは薄手の靴下のような材質です。

退院したら、早くもアームカバーを付けて外を走りたくなってきています。